となり

メナはメルに
話したいことが
たくさんありました。
でも
メナはメルが
どこにいるのか
ずっとわかりませんでした。
どの葉っぱの
うしろに隠れているのか
ずっとずっと
わかりませんでした。
メルは曇りの日
突然
メナの前に現れました。

 

「メナが眩しくないように
 曇りの日を選んだんだ」

 

メナはすぐに
メルを
見つけることができました。
メナは
話したいことのすべてを
忘れてしまいました。

 

「メルのとなりに座りたい」