泣かなくなった
すこしの涙も流れなくなった
思い出を話している時でも
笑っているわたしがいる
誰かといる時は
よそ行きの顔になったのだろうか
どんな時でも
大声を出して泣きたいくせに
がまんしてがまんして
不自然な笑顔
哀しみの音は
いつもわたしを抱き
寂しさの揺らぎは
いつもわたしを酔わせ
失った苦しさに耐えられぬ時の箱
びっくり箱から飛び出せば
笑うしかないんだよ
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写真詩 更新日2022年2月25日
俳句 更新日2022年10月29日
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