ひとりのメナ
メナは木に
寄りかかっていました
その口もとは
ほほ笑んでいました
目は遠くを
ぼんやり見てました
時々写真を
ながめていました
手にはハンカチを
持っていました
葉っぱになにか
書いていました
それを風に
のせていました
葉っぱに
手をふっていました
メナは雲と
なにかしゃべっていました
恋したんだって
メナは